nystarの日記

昨年突然に自死遺族となってからの日々の記録です

月命日10回目

今日は

10カ月後の月命日

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奇しくも

自死遺族の法要を

安楽寺さんで

して下さるとの事で

参加した

 

ここの伊藤住職さんは

築地本願寺

僧侶による自死遺族のつどいの会を

主催していらっしゃる方のお一人

 

夫と死別後

とにかく

どうしたらいいのか分からず

 

でも自死をした夫の魂を

なんとか助けてあげたくて

 

YouTubeや情報に

答えを見つけようと

必死だった

 

毎日大愚和尚と、

瀬戸内寂聴さんのYouTube

義実家で義母に迷惑かけないよう

イヤホンで聴き

 

その中で手続きに奔走し

体を使いまくっていた

 

拠り所は仏教だったように思う

 

般若心経他あらゆるお経を唱え

必死だった

 

何より直に

お話しを聞いて

私がどうしたらいいか

説いてくれる人を

求めていた

 

カウンセラーから

死別の自助会がある事を聞き

またそれも探して探して

グリーフケアという言葉を

初めて知った

 

けれど世の中はコロナ禍

 

簡単に人に会えず

またそういった会も

開催を中止のところばかりで

途方にくれ

 

マインドフルネス瞑想を

Live YouTubeでやってくれていた

児玉美保先生の早朝瞑想会を見て

 

その時間だけは

人と繋がっている事で

何か安心出来ると

半ばすがる気持ちだった

 

そのうち、自助の会も

オンラインで開催するところが増えて

 

色んなところを試した結果

続いたのは

 

僧侶のつどいの会

 

だった

 

色んな宗派関係なく

我々自死遺族に向き合って下さり

釈迦、仏教、宗派の考え方などから

法話やアドバイス、傾聴など

して下さる

 

何かそこで解決する事はなく

ただただ現状を吐き出し

他の参加者の言葉も聞き

 

自分1人ではないんだなと

その深い悲しみを共有する

 

それが月一回の

唯一の

すがりどころ

だった

 

 

先月位から

どうやら哀しみの気持ちが

少しだけ

薄らいだように感じ

 

やすらぎの里での

心身の癒しで

前を向こうとする

ベクトルが変わったからか

 

自助の会や

グリーフケアのワークショップが

とても負担に感じるようになってきた

 

日常の足取りも以前と違い

やるべき事をこなしている

どうやってこれから暮らしていくか

経済を立て直していくか

 

不安からではかく

真剣に具体的に考えるようになった

 

しかし

そういったワークやお話会に出ると

途端に気分が重くなり

背中に緊張も走り

終わった後は

かなりぐったりしている

勿論涙も沢山流す

 

少し

お休みしてもいいのかもしれない

 

何より

悲しかった事

悔しかった事

許せない事は

あるけれど

 

前を見てもいいと

初めて感じている

心の変化

 

夫の生きた証を遺したい

 

そう最近は思う

 

2カ月後には

一周忌

 

多分また家族のみでだろう

 

外面が良く

友人知人も多かった夫にとっては

歯痒く、残念かもしれない

 

でも、コロナ禍だから

 

私にとっては

多くの人に挨拶しなくて

ちょうど良かったと思っている

 

けれど

夫が外でどう生きてきたか?

全くわからないから

それは知りたい

 

この人は

と思う人に

お手紙を書いてみようか

迷っている

 

貴方は

どうして欲しいの?

 

問いかけたんだから

答えてよね。

私にわかるように

知らせてよね。