nystarの日記

昨年突然に自死遺族となってからの日々の記録です

遺品

大切な人の

遺品整理

 

皆さんはどうしていますか?

f:id:nystar:20210420103810j:image

 

私は

夫が亡くなってすぐ

引越しを

しなければならない状況でした

 

夫婦2人

だけど

抱えている荷物は

計り知れない程

詰まっていて

 

それを

いきなり1人分の

サイズダウンなんか

頭が回っていない時に

かつ

夫の物に触れるだけで

体や心が痛くなって

仕分けなんて

拷問に近いくらい辛かった

 

でも、

平米数は明らかに

下がるから

物理的に

断捨離はしなくちゃならなくて

 

主人のものや

2人のもの

私のもの

 

1/3位は

手放したかなぁ

 

主人のブランドの

衣類は

全くお金にならなくて

 

メルカリで自分で売った方が

お金にはなったかもしれない

 

でも…

 

お金じゃない

 

手放す事に痛みが走るなら

もうこのまま持っていこうって

途中で決めた

 

とりあえず

まだ整理出来ない

遺したい物全てを

運んで7カ月

 

段ボールからは出したし

主人の思い出コーナーも作り

細々した遺品も

とりあえず

お気に入りのBOXに詰めた

 

クローゼットも一部屋分は

主人のもの

 

それ以外は

私か

2人で買った物

 

やはりその量に

いつも罪悪感がよぎる

 

かと言って

今すぐは

捨てられない

 

手放したくないよ

 

まだまだ生きた証を

感じていたいもの

 

こんな本読んでたんだ

こんな服好きだったんだ

こんなペン持ってたんだ

 

遺されたもの達から

主人を知る

 

一年も経ってないんだもの

まだまだ貴方を感じていても

いいよね

 

私のものは

整理出来る

 

そう思うけど

結局

貴方に買ってもらったものばかりだから

躊躇うの

 

新しいものを入れる前に

捨てろっていう断捨離

 

洋服とか色々

買い控えていた時もあった

もう贅沢しちゃいけないって

 

けど

心が惨めだった

これ頭の声だもんね

 

今は

そんなに高いものじゃなくても

気に入ったもので

着たいものだったり

使いたいものだったり

あったら気分が良くなるものなら

 

贅沢しちゃいけないって 

頭の声がうるさくて

即決出来なかったら

 

一晩寝かせておいて

それでも

欲しいなと思うなら

改めて買いに行く事にしている

 

行動範囲が狭いから

近場で買えるものだけれど

 

私はやっぱり

新しい洋服が好き

 

食べるものも

食養生しながらだけど

厳選されているなら

パンも好き

甘い物も好き

体に良くて美味しい食事が好き

 

お気に入り

と言っても

散歩帰りのタリーズとかだけど

豆乳抹茶ラテかほうじ茶ラテと

読書の時間

 

そんな事も

今の私の至福

 

さもない幸せ

虚しい中にも

些細なホッとした時間になる

安らげる時間

 

 

断捨離しなきゃいけない衣類を眺めつつ

昨日見かけた新しい服を

買おうか迷っている

 

それだけ気分が

落ち着いてきたという事かもしれない

 

それ来てどこに行くなど

計画もないけれど

着た自分を想像したら

素敵でいい気分になれるかどうか?

それを今感じる余裕の出た

自分自身に

心の変化を感じている

 

一人暮らし

後を継ぐ者もいず

いつ死ぬかわからない身

 

ものは少ない方がいい

そう決めつけていたかもしれない

行く行くはそれが目標

でも今はそんなに完璧にならなくていい

 

 

今を愉しもう

ゆっくりと

好きなものを吟味して

 

心はもう手に入れたいって

方向向いてる

 

じゃあ散歩に出掛けて

もう一度試着してみようかな

 

そんな心の動きが

日常を哀しみから

回復させてくれるんだ

 

ねぇ

私1人でも

こうやって

頑張って幸せを感じようとしてるよ

 

貴方が居なくなって

仕事もせず

くっちゃねしかしてないけど

ようやく

暗闇の心に光が少しずつ

当たってきたよ

 

仕事…志事

きっと見つかるよね

安心して生活できるように

なるよね

 

今年も早4カ月が過ぎた

今年の1/3

 

これからの4カ月

今より少しずつでも

何か道が拓けたらいいな

 

貴方の生きた証を

取り戻して

私の心の中で

生かせる事

 

そんな出会いや知らせに

つながりますように