3回忌を終えて
ようやく2年
3回忌を無事終えた
今年は親族も呼んで
みんなでお墓参り
義父とも合同法要
本当の7回忌は去年だったけれど
夫の納骨式もあり
まだ親族にうまく対応出来る余裕がなく
一年延期しての法要
こちらの都合で
一年遅くなってごめんなさい
でも…
なぜ合同になったのか
わかった
真言宗では
3回忌には阿弥陀如来様が
7回忌には阿閦観音(あしゅくかんのん)様が
ご一緒してくれるという
阿閦観音様は厳しくて
もう二度とこの世へは戻らせない
その固い決意をさせて
この世と決別させるお役割だそう
3回忌までには
未練や執着を外し
嘆き悲しむのをやめないと
あの世行きの最終特急に乗れず
歩いてあの世に行かなくてはいけない
そんな事も聞いた事があり
3回忌は
私にとっても覚悟のケジメ
この2年
夫が光の元にある
本来魂が帰るべき
集合魂の故郷にあがられる事だけを
毎日ひたすら祈ってきた
感情は置いておき
口先だけでも
そう祈った時期もあり
まずは3回忌終えられた事
義家の方達とも
色々あったけれど
一応穏やかに法要を済ませられた
時はどんどん過ぎていってしまう
あの日あの時
そして今日までの時間は
私の中では
止まったままだけど
何年も何年も気持ちが動かないのは
辛過ぎて困る
想像しただけでもゾッとする
でもだからと言って
死別で本当の自分に向き合い
自分らしくこんなに
輝いて生きてます…
とはなれない
そういう方を見ては
比較しても意味がないし
表に出してない姿もある事も
あるだろうと思うものの
やっぱり気分が良くない
比較ってなんでしちゃうんだろう
生きるだけで精一杯なのに
でも、夫との死別で
こんなにも他者から応援されて
愛されてるその発信者が
羨ましくもある
こんなに励ましてもらえて
いいなぁって
こんなに活躍出来る場が
用意されてて
いいなぁって
沢山お金も集まって
次への事業展開も出来て
いいなぁって
夫への慕情や祈りと共に
私の現実の生活を
どうにかしなくちゃいけない事の
いつも狭間にいて
この2年の事
夫が鬱になった時の事を
とにかく忘れちゃいけないって
それだけは
思ってる
毎日生きてるだけで
もう許してほしい
もう二度とこんなに苦しい事は
無理だから
食糧危機
金融崩壊…
こんなに苦しんだ私には
そんなの耐える力は
ありません
生きるだけで勘弁してくれないかな
もう何かを失ったり
無くなる事に焦って不安になったり
慣れない新しい事を強いたり
したくないの
穏やかに安心安全に
心豊かに楽しく
過ごしていきたいだけなの
何かを生み出せなくても
許してほしい