nystarの日記

昨年突然に自死遺族となってからの日々の記録です

軸って

ほんとに綺麗だった

昨日の夕焼け

f:id:nystar:20210806152005j:image

 

自分軸を立てる

 

よく聞く言葉

 

私のこれまでの人生

何が軸だったのか

 

ないわけじゃない

その時その時

これ!というものに出逢い

突き進んでいた時もあった

 

 

けれど

いつも心の中は

満たされていない

何か

これではダメだ!

って思っていて

 

何をやっても

どうせ私なんて

があった

 

 

それを

夫と結婚した事で

払拭出来たと思い込んでいた気もする

 

いえ

結婚しても尚

こんな私

何も成せてない自分

何も出来ない自分に

いつもいつも腹が立ち

 

それでも優しくしてくれて

色んな体験をさせてくれた夫

 

この人といれば絶対大丈夫って

思ってた

なりたい私になれてるって

 

いつか軸をしっかり立てる時が来るって

この人といればって

 

 

それが突然亡くなって

自分軸どころではなくなり

 

とにかく生きる事自体が

しんどくて

悲しくて虚しくて仕方のない日々

 

今でも

 

何かを為せたとしても

何かになれたとしても

 

そこに夫はいない

2人で何かを紡ぐ事

新しい思い出を紡ぐ事は

二度と出来ない

 

だから何をやってもね…と

思ってしまう

 

けれど進む為に

ある勉強はしてきた

コツコツと

 

学ぶ事は

ある意味守られている環境で

 

けれど

そこから巣立たなくちやいけない時がきて

そこで今止まってる

 

怖い

この体力気力で

人と向き合えるのか

 

嘘偽りなく

全てをオープンに出来るほど

心も回復していない

傷はまだ疼いてもいる

 

何が出来るっていうの?

今の私に

 

自分軸さえ見失った

 

わたしとは…

 

培ったものも

わけあって今は離れている

戻る気は今はない

 

けれどその世界観は大好きで

機会があれば

居心地の良い人達と

その場を作り上げたい思いは

密かにある

 

けど今じゃないんだ

 

今の私が出来る事

去年の苦しい私が欲しかったもの

今の私が欲しいもの

 

そっちを振り返る方が先

 

好きな世界の事は

日常を忘れる為になってしまって

それは人によっては

とても良いリフレッシュかもしれない

 

でも今の私には

それは現実からの逃げになる

 

まずは私の自立が第一

そこを立てて軌道に乗せた先の

自由を得た時に

もし縁があれば…という感じ

 

 

8月こんなに心がぶれて

揺れてしまうとは思わなかった

 

去年は暑い中

3つの家を行ったり来たり

重い書類を背負って

接骨院に通いながら

引越しの内見もしながら

よくよく

本当に頑張ってた

 

1年経った私から

あの日の私に言える事は

 

今も苦しいけど

少し暮らしは安定してるよ

不安、悲しみはあるにはあるけど

あなたの今ほどじゃないよ

一年なんとか生きてるよ

何もしなくても生きてるよ

 

色んな事があった一年だけど

少しずつ

少しずつ

心の澱を薄くはしているよ

 

そう言ってあげるかな

 

悲しみの色合いが違うのか

濃度が違うといえばいいのか

 

あの日あの時のわたし

 

よく頑張ってるよって

大丈夫、一年後もなんとか生きてるからと

 

ただそれだけ言ってあげたい