伊豆やすらぎの里へ
先週3泊4日で
伊豆の療養施設
やすらぎの里 高原館に
お世話になった
とにかく自然に触れたかった
心身を癒したかった
伊豆は30年ぶり
踊り子号で
途中小田原を抜けた辺りから
夫と毎年
私の誕生日に
箱根に行ってた記憶が蘇り
号泣…
一人旅
まだ早かったかな
なんて
とても心細かった
もう2度と
主人と旅行出来ないんだという
現実が辛い
二人の楽しみ
特に主人は
旅行が最大のお楽しみ
だったのではないかな
悲しみの往路
涙が溢れて止まらない
伊豆高原に着いて
伊豆で働いている
友人に
ランチをご馳走になった
隈研吾建築の
MIKUNI IZUKOGEN
大島が見える
高台に立つ
素敵なレストラン
私は一応これから
食養生なので
デザートはなしで
その分
お野菜を沢山盛り付けて頂いた
そんな計らいをしてくれた
友人の優しさが
とても嬉しかった
さすが
元CAの教育係
頭が下がる
主人が亡くなって以来
以前から交流のあった友人達とは
会えなかった
というより
会いたくなかった
コロナ禍という理由もあるけど
真実が話せないから
単に死別だと思われて
元気出して
そんなに悲しんでばかりいたら
旦那さんが向こうに行けないよ
とか
言われるのが辛かったせいもある
言えないし
言いたくない
だから
距離を置きたくなる
周りの他人は
自死という
壮絶な死別の
真実を知らなければ
9ヶ月も経てば
元気になったかな?
なんて思うのだろう
衝撃的な心身の傷は
とても深く
簡単には癒せない
これは
体験した人でないと
わからない傷み
体験した人ですら
個々の立場で違う
悲嘆は個人個人で
違うのだという事
今はそれしかわからないけれど
それが知れた事は
深い意味がある
そして
私がなぜ
やすらぎの里へ来たかが
わかった
(つづく)